ブラーボの退場は妥当なのか。
マンチェスターシティ、大ピンチ!
前半でGKエデルソンが負傷し、後半のスタートからピッチに立ったGKのブラーボ。
で、そのブラーボが、決定的な得点機会の阻止(最近はやりのDOGSO)をしたとして一発退場を食らってしまい、なんとサイドバックのカイル・ウォーカーがゴールマウスを守る羽目に。
試合自体はなんとか引き分けて勝ち点1を獲得、4試合終わって勝ち点10ということで、だいたいこれで抜けたかなという感じではあります。
問題はブラーボがファウルを取られたシーン。
当然ながらVARも入ってオンフィールドレビューもしていますが、「ファウルではないのではないか」というコメントもちらほら。
なんでもヴェンゲルも「ファウルではない」と言っているとか。
(ヴェンゲルってこういう時は「私には見えなかった」って言うんじゃなかったっけ?w)
リプレイ映像は色々なところで出回っているので是非ご覧になっていただきたい。
まず審判の位置ですが、カウンターなのもあり、主審は結構遠い位置から見てます。
アングル的には、ほぼ真後ろ。
ただ、横からだと逆にブラーボの体で接触が隠れそうなので、結果的には後ろから見ている方が見やすかったかもしれないですね。
副審はもちろん横についていていい位置で見てます。
このシーン、主審は迷わず退場を提示していますが、副審は何もアピールしていないんですね。
副審は明らかなファウルであるという確信が持てていないわけです。
副審の方が良く見えるのではないかとも思える状況なので、この時点でちょっと疑問符がついちゃう気もします。
で、実際に接触があったかどうかということで言えば、少なくともブラーボの頭が相手の左足に当たっていて、おそらくこれが転倒の原因と思われます。
ブラーボの手が足を引っかけたかどうかについては、ちょっと何とも言えませんね。
これをどう判断するかは難しいところ。
ファウルをもらいに行ったようにも見えないこともない。
ブラーボが頭で相手を倒しに行ったということは考えにくいけど、たとえ不慮の事故であれ、頭が接触して相手が倒れ、得点機会を阻止したのならファウルになるのは仕方ないです。
だから争点は、相手選手がわざと接触して転んだのかというところだと思います。
こういう、意図の話になってくると、正直本人以外にわからないので、基本的には「どちらの判定もありうる」という結論になってしまうことが多いです。
ただし、今回の場合だとGKが退場かそうでないかという2択なので、「どちらもありうる」の落差が大きいんですよね。。。
これを白黒はっきりつけるのは現実的ではなく、審判団がVARも介入したうえでファウルとしたのなら、その判定は支持されるべき。
以下は余談。
ひとつブラーボの印象が悪いとすれば、もう、タイミングとか滑り方が完全にファウルなんだよね。
やっぱり審判も人間だし、滑った段階で「あ、これDOGSOの可能性があるやつだ」という頭になりますから。
そして、まず退場を提示したあとVARをチェックして「どっちもありえるな」と思ったなら、最初に下した判定を覆さないでしょう。
もう一つ気になるのは、フェルナンジーニョがしきりに「2度目だぞ(Two timesかな)」というようなことを審判に言っているらしいこと。(英語的にはTwiceだけど、Two timesって言っているように見える)
この選手がダイブ的に倒れるのが2回目だということでしょうか。
それでVARをチェックしてくれと言っている。
もしかしたら、うまく倒れるということをよくやってしまう選手なのかもしれませんね。
とはいえ、審判としてはその時に起こった状況について利用できる情報を基に判定するということになりますので、「彼がいつも簡単に倒れがち」みたいな先入観は逆に邪魔なわけです。
長々書きましたが、こういう判定がVAR批判につながりがちなことが嫌だなぁと思っております。
VARは、当然使う方が精度が高まり、良いものです。
この判定についても、VARがあるから判定の精度が下がったというものではありませんので、VARの良し悪しで言えば、別に悪いことはしていないということを考えていただきたいな、と。
前半でGKエデルソンが負傷し、後半のスタートからピッチに立ったGKのブラーボ。
で、そのブラーボが、決定的な得点機会の阻止(最近はやりのDOGSO)をしたとして一発退場を食らってしまい、なんとサイドバックのカイル・ウォーカーがゴールマウスを守る羽目に。
試合自体はなんとか引き分けて勝ち点1を獲得、4試合終わって勝ち点10ということで、だいたいこれで抜けたかなという感じではあります。
問題はブラーボがファウルを取られたシーン。
当然ながらVARも入ってオンフィールドレビューもしていますが、「ファウルではないのではないか」というコメントもちらほら。
なんでもヴェンゲルも「ファウルではない」と言っているとか。
(ヴェンゲルってこういう時は「私には見えなかった」って言うんじゃなかったっけ?w)
リプレイ映像は色々なところで出回っているので是非ご覧になっていただきたい。
まず審判の位置ですが、カウンターなのもあり、主審は結構遠い位置から見てます。
アングル的には、ほぼ真後ろ。
ただ、横からだと逆にブラーボの体で接触が隠れそうなので、結果的には後ろから見ている方が見やすかったかもしれないですね。
副審はもちろん横についていていい位置で見てます。
このシーン、主審は迷わず退場を提示していますが、副審は何もアピールしていないんですね。
副審は明らかなファウルであるという確信が持てていないわけです。
副審の方が良く見えるのではないかとも思える状況なので、この時点でちょっと疑問符がついちゃう気もします。
で、実際に接触があったかどうかということで言えば、少なくともブラーボの頭が相手の左足に当たっていて、おそらくこれが転倒の原因と思われます。
ブラーボの手が足を引っかけたかどうかについては、ちょっと何とも言えませんね。
これをどう判断するかは難しいところ。
ファウルをもらいに行ったようにも見えないこともない。
ブラーボが頭で相手を倒しに行ったということは考えにくいけど、たとえ不慮の事故であれ、頭が接触して相手が倒れ、得点機会を阻止したのならファウルになるのは仕方ないです。
だから争点は、相手選手がわざと接触して転んだのかというところだと思います。
こういう、意図の話になってくると、正直本人以外にわからないので、基本的には「どちらの判定もありうる」という結論になってしまうことが多いです。
ただし、今回の場合だとGKが退場かそうでないかという2択なので、「どちらもありうる」の落差が大きいんですよね。。。
これを白黒はっきりつけるのは現実的ではなく、審判団がVARも介入したうえでファウルとしたのなら、その判定は支持されるべき。
以下は余談。
ひとつブラーボの印象が悪いとすれば、もう、タイミングとか滑り方が完全にファウルなんだよね。
やっぱり審判も人間だし、滑った段階で「あ、これDOGSOの可能性があるやつだ」という頭になりますから。
そして、まず退場を提示したあとVARをチェックして「どっちもありえるな」と思ったなら、最初に下した判定を覆さないでしょう。
もう一つ気になるのは、フェルナンジーニョがしきりに「2度目だぞ(Two timesかな)」というようなことを審判に言っているらしいこと。(英語的にはTwiceだけど、Two timesって言っているように見える)
この選手がダイブ的に倒れるのが2回目だということでしょうか。
それでVARをチェックしてくれと言っている。
もしかしたら、うまく倒れるということをよくやってしまう選手なのかもしれませんね。
とはいえ、審判としてはその時に起こった状況について利用できる情報を基に判定するということになりますので、「彼がいつも簡単に倒れがち」みたいな先入観は逆に邪魔なわけです。
長々書きましたが、こういう判定がVAR批判につながりがちなことが嫌だなぁと思っております。
VARは、当然使う方が精度が高まり、良いものです。
この判定についても、VARがあるから判定の精度が下がったというものではありませんので、VARの良し悪しで言えば、別に悪いことはしていないということを考えていただきたいな、と。