VARで取り消されたマンチェスターシティの幻の勝ち越し弾
プレミアリーグ第2節、マンチェスターシティ対トッテナムは2-2のドローでした。 この試合で話題になった(?)のは、終了間際のジェズスの得点がVARにより取り消されたシーンでしょうか。 ●何が起こった? コーナーキックをラポルテが触り、目の前に落ちてきたボールに反応したジェズスがシュート。 ボールはゴールラインを割りました。 放送画面でもいったん得点が3-2と表示され、スタジアムでもジェズスの得点がアナウンスされたのち、主審がVARとの交信の結果ラポルテのハンドであると認定しゴールが取り消されてしまいました。 ●ペップの反応 ペップは試合後のインタビューでこんな感じで話しています。 [ペップ・グアルディオラ/インタビューより抜粋] ハンドだというのならハンドなんだろう。 決定はロンドンで行われているから何も言うことはできない。 ただ、もっと一貫性を持って行うことはできると思う。 あれがラポルテのハンドだというのなら、昨シーズンのフェルナンド・ジョレンテのはなぜ違うんだ? 週なかの(UEFAスーパーカップの)チェルシー対リバプールでは、クリステンセンの腕に当たったがペナルティにはならなかった。 ラメラがロドリゴにファウルをしたシーンでもペナルティが与えられるべきだったと思う。 VARの人たちはコーヒーでも飲んでいたのかもね。 これを読むにあたって、ペップはずっとVARを支持してきていますので、そこは踏まえておいてほしいところです。 今回もこの部分だけを切り取って、ペップがVARを批判しているように書いている記事もありますが、どちらかというとこれから良くしていこうね、というたぐいの発言だと思われます。 ただ、大きな疑問として残るのは、ペップがなぜここまでVARを理解していないのかということ。 ●ハンドはVARの問題ではない まぁ、VARでないと見極められなかったという意味で無関係ではないのですが、ハンドにかかわるルールが今シーズンから変更になりました。 なので、ペップの「昨シーズンのあれはハンドじゃないのに今回のはハンドっておかしい!」というのは的を得ていません。 そりゃルールが変わったからだよ、ってことですね。 ギュンドアンが、このハンドのルール改正について「攻撃側が不利」とコメントしていますが、まぁそれは正...