グアルディオラの信頼を勝ち取ったジンチェンコ

オレクサンドル・ジンチェンコは、ウクライナの若きスターではあったものの、最初はすぐにローンに出され、マンチェスターシティでここまでのポジションを獲得するとは思われていなかったと思います。

メンディの怪我でのサイドバックへのコンバートという転機もありましたが、一番にはまじめさがあるようです。

[ペップ・グアルディオラ/ガーディアン紙より抜粋]
オレクスはシーズンの最初、移籍に近づいていた。
そんなときでも、私は彼が嫌な顔をしていたり、練習で手抜きをしているのは見たことがなかったね。

選手の中には、自分たちが満足していないことを私に伝えたがる者もいる。
ジンチェンコは真逆だね。
そういうとき、選手はいいプレーをするものだ。

彼にはこれからも長いキャリアが待っている。できればここにいてくれたらいいね。
彼には感謝しているし、みんなかれから学ぶべきだ。
彼はいまの居場所に値する。

ジンチェンコは今、22歳。
いわゆる、「有望な若手をとりあえず買っておく」という枠で獲得されたと思われ、トップチームでこれほどの存在感を示すのはパターンとしては珍しいです。

マンチェスターシティでの主戦場は、本来のポジションではないサイドバックなので、守備の甘さが指摘されることもありましたけど、今シーズンの終盤に近付くにつれ、周りとの関係性だったり自分の活かし方みたいなものが確立してきた感じがあり、背後が弱点になることもほとんどなくなりました。

そのうえで、持ち味のミッドフィールダーとしての技術力をもって、パスやシュートで相手チームの脅威になっていたと思います。

層が薄くなってしまっていたサイドバックのポジションは、気の利くデルフと献身的なジンチェンコが良くカバーしましたので、実はこれは、優勝のかなり大きな原動力になっているんです。
まさかこれだけの強さを発揮したチームの左サイドバックが、ほとんどの試合で本職でない選手でカバーされていたって、普通は思わないでしょ?

本当はもうちょっと前で見てみたいという気もしますけどね。
応援したい選手の1人です。

このブログの人気の投稿

CITY+に入っちゃえばいいじゃない。

グアルディオラ監督が契約延長!!!

マンチェスター・シティのユニフォームは公式ショップで買ったほうが良さげ。背番号も入れられる。